公立学校教員の採用倍率【1979年~2022年】

公立学校教員の採用倍率【1979年~2022年】

2022年11月07日 | 統計・アンケート

文部科学省では、都道府県・指定都市教育委員会及び大阪府豊能地区教職員人事協議会(計68)が実施した公立学校教員採用選考試験の実施状況について、毎年度調査を行っています。

調査報告では「公立学校教員の採用倍率の推移」や、「都道府県別の採用倍率」(市も含む)、「受験者数・採用者数に占める女性の割合」、「採用者数に占める教職経験者・民間企業等勤務経験者の割合」などを確認できます。

このページでは教員採用倍率を、総計、小学校、中学校、高等学校 別に確認いただけます。

教員採用試験の倍率推移

教員採用試験の倍率推移(総計)です。

教員採用倍率の推移 総計

2021年度に実施された2022年度採用選考の調査結果によると、全体の競争率(採用倍率)は、3.7倍(2021年度と同率で過去最低)で、前年度の3.8倍から減少しています。

教員採用試験の倍率推移(表)

年度受験者数採用者数競争率
1979年(昭和54)257,84241,3046.2
1980年(昭和55)238,41145,6515.2
1981年(昭和56)217,86444,3864.9
1982年(昭和57)212,87643,7244.9
1983年(昭和58)205,60038,1065.4
1984年(昭和59)198,26737,1815.3
1985年(昭和60)188,01938,2394.9
1986年(昭和61)177,29534,9825.1
1987年(昭和62)165,83131,9265.2
1988年(昭和63)163,65428,4135.8
1989年(平成元)152,09733,6154.5
1990年(平成2)137,62533,3644.1
1991年(平成3)123,57533,1313.7
1992年(平成4)110,94926,2654.2
1993年(平成5)112,77122,8214.9
1994年(平成6)122,35619,8346.2
1995年(平成7)136,55118,4077.4
1996年(平成8)145,68117,2778.4
1997年(平成9)146,93216,6138.8
1998年(平成10)147,54214,17810.4
1999年(平成11)145,06711,78712.3
2000年(平成12)147,09811,02113.3
2001年(平成13)147,42512,60611.7
2002年(平成14)150,97716,6889
2003年(平成15)155,62418,8018.3
2004年(平成16)160,35720,3147.9
2005年(平成17)164,39321,6067.6
2006年(平成18)161,44322,5377.2
2007年(平成19)165,25122,6477.3
2008年(平成20)161,30024,8506.5
2009年(平成21)158,87425,8976.1
2010年(平成22)166,74726,8866.2
2011年(平成23)178,38029,6336
2012年(平成24)180,23830,9305.8
2013年(平成25)180,90231,1075.8
2014年(平成26)177,82031,2595.7
2015年(平成27)174,97632,2475.4
2016年(平成28)170,45532,4725.2
2017年(平成29)166,06831,9575.2
2018年(平成30)160,66732,9864.9
2019年(令和元)148,46534,9524.2
2020年(令和2)138,04234,8754
2021年(令和3)134,26735,0673.8
2022年(令和4)126,39134,2743.7

小学校教員採用倍率の推移

小学校教員採用試験の昭和54年からの倍率

2022年度の小学校の教員採用倍率は、前年度の2.6倍から減少し、2.5倍で過去最低となりました。
小学校において採用倍率が過去最高の12.5倍だった平成12年度は採用者数が3,683人でしたが、令和4年度は採用者数が16,152人と4倍以上増えています。また、採用者数は近年増加が続いていたものの、令和元年度をピークに減少に転じています。

小学校教員採用倍率の推移(表)

年度受験者数採用者数競争率
1979年(昭和54)73,09022,9753.2
1980年(昭和55)74,82222,7103.3
1981年(昭和56)70,82121,5843.3
1982年(昭和57)71,94019,2763.7
1983年(昭和58)68,24115,2164.5
1984年(昭和59)65,26012,8245.1
1985年(昭和60)59,39411,3865.2
1986年(昭和61)54,88511,5434.8
1987年(昭和62)50,21810,7844.7
1988年(昭和63)49,53610,5104.7
1989年(平成元)48,43213,9383.5
1990年(平成2)44,16014,0393.1
1991年(平成3)39,97814,1312.8
1992年(平成4)34,73910,9873.2
1993年(平成5)34,7359,4133.7
1994年(平成6)37,3927,7844.8
1995年(平成7)41,5426,7426.2
1996年(平成8)44,5465,7727.7
1997年(平成9)45,2415,3928.4
1998年(平成10)45,8724,54210.1
1999年(平成11)46,1583,84412
2000年(平成12)46,1563,68312.5
2001年(平成13)46,7705,0179.3
2002年(平成14)49,4377,7876.3
2003年(平成15)50,1399,4315.3
2004年(平成16)50,44610,4834.8
2005年(平成17)51,97311,5224.5
2006年(平成18)51,76312,4304.2
2007年(平成19)53,39811,5884.6
2008年(平成20)53,06112,3724.3
2009年(平成21)51,80412,4374.2
2010年(平成22)54,41812,2844.4
2011年(平成23)57,81712,8834.5
2012年(平成24)59,23013,5984.4
2013年(平成25)58,70313,6264.3
2014年(平成26)57,17813,7834.1
2015年(平成27)55,83414,3553.9
2016年(平成28)53,60614,6993.6
2017年(平成29)52,16115,0173.5
2018年(平成30)51,19715,9353.2
2019年(令和元)47,66117,0292.8
2020年(令和2)44,71016,6052.7
2021年(令和3)43,44816,4402.6
2022年(令和4)40,63616,1522.5

中学校教員採用倍率の推移

中学校教員採用試験の倍率の推移

2022年度の中学校教員採用倍率は4.7倍で、前年度の4.4倍から増加しています。採用者数は、9,140人で、前年度に比較して909人減少でした。受験者数は、42,587人で、前年度に比較して1,518人減少しています。

中学校教員採用倍率の推移(表)

年度受験者数採用者数競争率
1979年(昭和54)104,8337,35314.3
1980年(昭和55)93,76511,6798
1981年(昭和56)86,91512,9226.7
1982年(昭和57)88,88716,1345.5
1983年(昭和58)80,62112,4126.5
1984年(昭和59)74,14812,7575.8
1985年(昭和60)69,22313,4855.1
1986年(昭和61)65,72812,9985.1
1987年(昭和62)60,30010,9435.5
1988年(昭和63)57,0977,6737.4
1989年(平成元)49,7549,1305.4
1990年(平成2)45,5979,5094.8
1991年(平成3)41,4969,8694.2
1992年(平成4)39,0057,8395
1993年(平成5)39,2796,4996
1994年(平成6)42,3765,2948
1995年(平成7)47,4865,4148.8
1996年(平成8)50,9205,7598.8
1997年(平成9)53,0525,6769.3
1998年(平成10)52,5834,27512.3
1999年(平成11)49,5423,11015.9
2000年(平成12)47,8462,67317.9
2001年(平成13)44,7722,79016
2002年(平成14)46,5743,87112
2003年(平成15)50,0574,22611.8
2004年(平成16)53,8714,57211.8
2005年(平成17)59,8455,10011.7
2006年(平成18)59,8795,11811.7
2007年(平成19)60,5276,1709.8
2008年(平成20)58,6476,4709.1
2009年(平成21)56,5686,7178.4
2010年(平成22)59,0606,8078.7
2011年(平成23)63,1258,0687.8
2012年(平成24)62,7938,1567.7
2013年(平成25)62,9988,3837.5
2014年(平成26)62,0068,3587.4
2015年(平成27)60,3208,4117.2
2016年(平成28)59,0768,2777.1
2017年(平成29)57,5647,7507.4
2018年(平成30)54,2667,9886.8
2019年(令和元)49,1908,6505.7
2020年(令和2)45,7639,0575.1
2021年(令和3)44,10510,0494.4
2022年(令和4)42,5879,1404.7

高等学校教員採用倍率の推移

高等学校教員採用倍率の推移

2022年度の高等学校教員の採用倍率は、前年度の6.6倍から減少し、5.4倍でした。採用者数は、4,479人で、前年度に比較して523人増加しています。受験者数は、23,991人で、前年度に比較して2,172人減少しました。

高等学校教員採用倍率の推移(表)

年度受験者数採用者数競争率
1979年(昭和54)66,8026,41910.4
1980年(昭和55)56,1527,1307.9
1981年(昭和56)47,2576,5107.3
1982年(昭和57)39,5635,0827.8
1983年(昭和58)44,6577,4606
1984年(昭和59)46,8278,7165.4
1985年(昭和60)47,77110,3634.6
1986年(昭和61)45,3247,7835.8
1987年(昭和62)44,6067,5735.9
1988年(昭和63)46,2857,7696
1989年(平成元)43,5437,7895.6
1990年(平成2)38,1516,7745.6
1991年(平成3)32,7465,6135.8
1992年(平成4)28,0074,3836.4
1993年(平成5)29,8174,3216.9
1994年(平成6)32,8874,5487.2
1995年(平成7)37,0044,2328.7
1996年(平成8)39,2683,64110.8
1997年(平成9)37,6633,53910.6
1998年(平成10)37,4373,41910.9
1999年(平成11)37,7313,18111.9
2000年(平成12)40,4753,06013.2
2001年(平成13)43,2463,22313.4
2002年(平成14)42,3493,04413.9
2003年(平成15)42,4133,05113.9
2004年(平成16)42,2062,98514.1
2005年(平成17)38,5812,75414
2006年(平成18)35,5932,67413.3
2007年(平成19)36,4452,56314.2
2008年(平成20)33,8953,13910.8
2009年(平成21)33,3713,5679.4
2010年(平成22)34,7484,2878.1
2011年(平成23)37,6294,9047.7
2012年(平成24)37,9355,1897.3
2013年(平成25)37,8124,9127.7
2014年(平成26)37,1085,1277.2
2015年(平成27)36,3845,0397.2
2016年(平成28)35,6805,1087
2017年(平成29)34,1774,8277.1
2018年(平成30)32,7854,2317.7
2019年(令和元)30,1214,3456.9
2020年(令和2)26,8954,4096.1
2021年(令和3)26,1633,9566.6
2022年(令和4)23,9914,4795.4

出典:文部科学省 公立学校教員採用選考試験の実施状況

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教員の働き方改革

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